タミヤ 1/700 空母いぶき を購入!
2018年 05月 28日
箱絵が出回った際に、長谷川のマークがないので、不思議に思っていましたが、全部をタミヤが作っています。
出来そのもの、精密さは、好評と思います。
しかし驚いたのが、艦底板がないこと。
そして、バラストもないこと。
これらは、従来からのウォーターラインから大きく外れるものですが、コストカットを目的としているのだと思います。
洋上モデルである場合、海面ジオラマの上に乗せたり、飾り台に乗せたりと言う想定なので、艦底板がなくてもいいと言う判断をしていると思います。
しかしながら、船を裏返すと、穴があいていますしね…
思い切った判断ではあるものの、禍根を残す可能性もアリです。
あと、従来からのタミヤ思想は、十分に受け継がれています。
模型ユーザーの裾野を広げるには、まず作り易さが必要ですが、部品点数を抑えつつも、精密感のある仕上がりを目指すコンセプトです。
ちょっと残念なのが、色分けしていないこと。
キャラクターモデルの進化は目覚ましく、精密になったことに加え、色分けも進化しています。
スケールモデルで、色分けを実現すると、値段が引き上がるので避けられているのかも知れませんが、欲が出ますね。
例えば、飛行甲板、煙突上部を別の色プラにする。
飛行甲板には、タンポ印刷を施し、精密な白線をシャープな状態で再現する。
飛行機の日の丸も、タンポ印刷の表現だとありがたい。
こうしたものは、嫌いな人もいるでしょうけれど、キャラクターモデル並みの進化があったら売れると思います。
エッチングのないことに不満を言う人もいますが、私はまったく逆の考えです。
むしろ、なくていいです。
艦船模型が一部のマニアの為のもので、どんどん縮小する方が、おかしいですから…
キャラクターモデルの様に、取っ付き易く、作り易いことが、これからのユーザーを育てることでもある訳ですしね。
何より、キャラモノみたいにお手軽に出来たら、楽しいと思う人一杯いますよ。
と、言うことも全部含めて今後にも期待です。